音声の再生｜Javaから楽しく学ぶ！ゲームプログラミング専門学校

Javaアプレット上で音を鳴らす方法を見ていきます。

プログラムをJavaアプレットとするにはメインとなるクラスにAppletクラスを継承する必要があります。
→ Javaアプレットの動作方法

そのAppletクラスには音を再生するしくみを提供するgetAudioClip()メソッドが実装されています。
getAudioClip()メソッドは引数で指定したURLに保存されている音声ファイルを読み込み、その音声ファイルに対するAudioClipオブジェクトを返してくれます。

import java.applet.*;

import java.awt.*;

import java.awt.event.*;



public class AudioSample extends Applet implements MouseListener{

    private AudioClip smpSound;

    

    public void init(){

        smpSound = getAudioClip(getDocumentBase(), "SampleAudio.au");

    }

    public void start(){

        addMouseListener(this);

    }

    public void mouseClicked(MouseEvent e){

    }

    public void mouseEntered(MouseEvent e){

    }

    public void mouseExited(MouseEvent e){

    }

    public void mousePressed(MouseEvent e){

        smpSound.play();

    }

    public void mouseReleased(MouseEvent e){

    }

    public void paint(Graphics g){

        g.drawString("画面をクリックすれば音声が再生されます。", 5, 50);

    }

}

上記サンプルは、Javaアプレット画面をクリックする度に、読み込んだ音声が再生されるといった動作内容となっています。

getAudio()メソッドは下記のように定義されています。

AudioClip getAudioClip(URL url)

    引数 url で指定された AudioClip オブジェクトを返します。

AudioClip getAudioClip(URL url, String name)

    引数 url と name で指定された AudioClip オブジェクトを返します。

まず、init()メソッド内で音声ファイルが保存されているURLをgetAudio()メソッドの引数として渡してやります。

    public void init(){

        smpSound = getAudioClip(getDocumentBase(), "SampleAudio.au");

    }

第1引数では、classファイルが保存してあるURLをgetDocumentBase()メソッドによって取得しています。
第2引数では、音声ファイルのファイル名を指定しています。

音声の再生はgetAudioClip()メソッドから受け取ったAudioClipオブジェクトが持つplay()メソッドによって実現できます。

    public void mousePressed(MouseEvent e){

        smpSound.play();

    }