繰返し(for文)
基本制御構造の一つである「
繰返し」についての説明です。
「
繰返し」とは一定の処理を繰り返す構造のことを指し、
for文という制御構文を使うことで実現できます。
実際にJavaでサンプルコードを書いてみます。
public class sample03 {
public static void main(String[] args) {
int sum;
sum = 0;
for(int cnt = 0; cnt < 10; cnt++){
sum += cnt;
}
System.out.println("1から10までの総和は " + sum + " です。");
}
}
10回ループさせ、1から10までの数値を足し合わせた結果を出力しています。
for文の構文は下記のようになります。
for(初期値;条件式;増減分){
実行する内容
}
for(
int cnt = 0; cnt < 10; cnt++)
int型変数「cnt」をfor文内で宣言し、0で初期化しています。
for(int cnt = 0; cnt < 10;
cnt++)
ループするごとに増えていく数値を指定しています。
『cnt++』は「cnt」変数を
インクリメントさせることを指し、『cnt = cnt + 1』と同じ意味になります。
for(int cnt = 0;
cnt < 10; cnt++)
「cnt」変数が10未満のときはfor文の中身を実行します。
もし10以上になったらその時点でfor文をぬけます。
ですのでこのfor文は、「cnt」変数が0〜9までの間はfor文内をループし、「cnt」変数が10になったらfor文をぬけよという命令を指しています。