配列とは同じ型のデータを連続的に並べた
データ形式のことを言います。
配列はほとんどの
プログラミング言語に存在するもっとも基本的なデータ形式の一つとなっており、
プログラミングする上で非常に重要な役割を担っています。
配列の役割としてまず上げられることが変数のデータ管理です。
配列を使うことで変数のデータ管理が非常に楽になります。
変数のデータ管理とは、例えば100個の変数が必要になった場合、メモリー上に10個分の変数領域を確保しなくてはなりません。
そのとき、a1,a2,a3……,a100と変数を100個宣言するのは非常に大変です。
このような場合に配列を用いると、変数を100個宣言するような大変な作業をする手間を省いてくれます。
Javaでは配列を使用するまでに2つの手順を踏みます。
まずは配列を入れるための変数の宣言してやります。
int a[];
次に配列の領域をメモリ上に確保してやります。
a = new int[100];
たったこの2つの作業によりint型の変数を100個確保したことになります。
実際に配列を使ったサンプルを下記に示します。
public class ArraySample{
public static void main(String[] args){
int a[]; //配列を入れるための変数を宣言
a = new int[100]; //要素数を100とした配列の領域を確保
for(int i = 0; i < 100; i++){
a[i] = i + 1;
System.out.println("a[" + i + "] = " + a[i]);
}
}
}
このサンプルプログラムをコンパイルし、実行してみるとコマンドプロンプト上に下記のように表示されると思います。
※javaファイルのファイル名(拡張子を除く)は必ずクラス名と一致させてください。一致させないとコンパイルエラーとなります。コンパイルの方法 →
HelloWorldを作ってみよう!
a[0] = 1;
a[1] = 2;
a[2] = 3;
・
・
・
a[99] = 100;
[]で囲まれた数字のことを添字(そえじ)またはインデックスと呼びます。
そして、a[0]、a[1]、……a[99]にそれぞれ格納されているデータのことを配列の要素と言います。
添字 要素
a[
0] =
1;
添字は0から始まり、a = int[100]; で、a[0]〜a[99]までの100個のint型領域を確保したことになります。