プログラムを市販のゲーム機で動かすには

プログラミングをすることによって作成されたプログラムは、どんな環境でも動作するわけではありません。

ここで言う「環境」とは、あるコンピュータを構成するハードウェアやソフトウェアの組み合わせのことを指しています。

例えば、C言語で作成したウインドウズ上で動作するプログラムが、プレイステーションで動作するのかと言いますと、もちろん動作しません。

これは、パソコンのCDドライブにプレイステーションソフトを挿入しても、動作しないのと同じです。

ウインドウズ用に作成されたプログラムはウインドウズ上でしか動かなく、プレイステーション用に作成されたプログラムはプレイステーション上でしか動かないのです。
エミュレータと呼ばれる特殊なソフトウェアを使えば別ですが…

しかし、プレイステーションなどの市販ゲームの開発はパソコン上で行われています。

では、パソコン上からどうやってプレイステーションなどのゲーム機で動作するプログラムを作成するのでしょう。

それはソースコードをコンパイルするときに「クロスコンパイラ」と呼ばれるものを使うのです。

コンパイラとは、C言語などの高水準言語で書かれたソースコードをネイティブコードに翻訳する機能を持ったプログラムのことです。
ウインドウズ上で動作するプログラムを作りたいのであれば、コンパイラにウインドウズ(x86系)用のネイティブコードに翻訳してもらうわけです。

そして、パソコン上からプレイステーションなどの別のコンピュータ(CPU)用のネイティブコードを作成してくれるコンパイラを「クロスコンパイラ」と言います。

クロスコンパイラは「開発環境」と「実行環境」をクロスさせてくれるのです。



トラックバックURL