人間が話す言葉は、世界を見渡すとたくさんあります。
私たちが使っている日本語はもちろん、英語、中国語、ハングル語、イタリア語、フランス語、ポルトガル語etc
実はプログラムを書いていく言語も、このようにたくさんの種類があるのです。
そしてそのたくさんある種類は「低水準言語」と「高水準言語」の二つに大別することができます。
では、その「低水準言語」と「高水準言語」の違いは何なのでしょうか。
低水準言語とは頭の悪いCPUが直接理解できる言語です。
※CPUに関しては「
プログラミングとはいったい何か?」に記載してあります。
低水準言語を使ってプログラムを書こうとすると、頭の悪いCPUにやってほしいことを直接理解させる必要があるので非常に大変です。
逆に高水準言語とは頭の悪いCPUに直接理解させるのではなく、頭の良いいわゆる翻訳者に理解させる言語です。
翻訳者は私たちが伝えるアバウトな命令を、キメ細やかに翻訳してくれるありがたい存在です。
私たちがプログラムを作成するとき、高水準言語を選ぶことでこの翻訳者が理解できるアバウトな命令(指示)を与えるだけですむため負担が大幅に軽減します。
この翻訳者のことを「
コンパイラ」と言い、翻訳することを「
コンパイル」と言います。
低水準言語には「マシン語」や「アセンブリ言語」といった言語があります。
そして高水準言語には「BASIC」「C言語」「C++」「Java」「Pascal」「FORTRAN」「COBOL」など他にも数多く存在します。
低水準言語、高水準言語のプログラムを作成する上でのメリット・デメリットは下記のようになります。
低水準言語
メリット:プログラムを小さくでき、高速に実行させることができる
デメリット:手間がものすごくかかり、解りにくい
高水準言語
メリット:手間がかからず、理解しやすい
デメリット:プログラムが大きくなる